最適化
最適化と言うことについて
最適化、optimizationといいますが、とはどのようなことを言うのでしょうか。
辞書によれば「もっとも適した状態に近づけること」となっています。
そのままなのでこれだけではよくわかりません。
では人体においての最適化と言うことに絞って考えてみます。
まず人体は
1.あらゆる変動に常時さらされている。
2.内部環境がきわめて狭い範囲に保たれていないとすぐに不調になる。
これが最適化を必要とする理由でしょう。
内部環境を狭い範囲でコントロールする必要がある、ということは変動が小さいうちに処理してしまうのが理想であるとも考えられます。
熱いものに触ったらすぐに手を引っ込め、眠くなったら眠って脳や体を休める。
こうしたごく普通の反応をすることでストレス状態を適切なレベルで処理する。
端的に言うと最適化とは「当たり前の反応ができるように、その人本来の状態にする」ということで、それ以上のものでもそれ以下でもありません。
「鍛えたらよりすごいことができるようになるでしょ?」という意見もありますが、それはより本当の状態がはっきりで浮き出てきたと解釈するのが妥当でしょう。
おかれた現状に対して、カラダのポテンシャルを使い切ってより適切な反応をひきだす。
それが可能になるように治良という介入を行う。
最適化の必要性とはそういうことなのです。