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自然治癒力 3

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自然治癒力 3  2011/07/16

自然治癒力 2において、治癒という反応を引き出すためには心理面の反応を考慮する必要がある、と書きました。
考慮というちょっと控えめの書き方をしましたが、実際にはこの心理面の反応こそが人体の一挙手一投足そして痛みをはじめとした不具合の大半と関連しているファクターではないかと考えています。

ですが、それを簡単に説明できるほど解明はすすんでおらず、ほとんどは「なんだかよくわからない」ということになっています。
私も(最近)色々考える機会がありあれこれ探してみましたが、帯に短したすきに長し、と言う感じのものが多いように思っていました。
もちろん私の偏った知識から来る認識を完全に満足させてくれるものはないでしょうし、あったらあったで「偏った考えに沿うような理論てどうなの?」ということになります。

では、比較的無理がなくしかも大多数の人向けの心のマニュアルや解説書のようなものはないのでしょうか。

話は脱線しますが、私の母親はとても信仰心の深い人でした。
まあいきすぎという感じがしないでもない、そんな感想を持ったりもしましたが、神仏に関してはかなりうるさく仕込まれた覚えがあります。
この世界に入ったとき、一番先にお世話になったところもお寺でしたし、自分が考えているよりも遙かに身近に「信仰」という概念があったように思います。
ただごく平均的な現代日本人である私はそれほど熱心に考えるに至らず、むしろネガティブな面を見つけては避けるように接してきました。

で話は戻りますが、この仏教をはじめとした特定の練り上げられた考えに基づく生活、つまり信仰の中に「心の操作法」の重大な鍵が隠されているような気がしてきたのです。
もちろん神や仏をたたえることが実生活に奇跡をもたらす、などということではありません。
心という、記憶に翻弄されやすい、しかし重大な影響を私たちにもたらすシステムの、その実態と実践的な制御方法が書かれている。
私にはそう思えるようになってきたのです。

詳しいことはまだ勉強中ですが、おおむね以下のようなことがわかってきました。

心の実態
それは一言で言えばすべてがあり、しかし普段はそれが暴れることはない
同時に様々な記憶によって迷いやすいものでもある。
故に行動を律することにより、この迷いを最小限に抑えることが肝要。
しかしもしうまくいかなくても心配不要。

行動の律し方
心が安定すると意識も安定する。
そうなったときにする行動は、一言で言うと「みなが感謝し喜ぶ」ようなこと。
逆にこれを心がけていると、意識をさかのぼりおおもとの制御システムである心も安定する。

これらを平易な言葉、そして心の有り様を神や仏にたとえて説いている。

一言で言うと「よくできているな」というのが感想です。

そして(ここからが大切ですが)この”マニュアル”が、施術を行う上で最も重要な「心の問題」を解決に導いてくれる、ようなのです。
信仰することで行動から意識、そして心が最適化され、その結果が施術を通してクライアントの治癒反応を引き出す。
これが私が現時点で出した結論というわけです。

あれほど嫌っていた信仰とそのテキスト(教典)というのが、実は実践的な心の取扱説明書であったということになります(もちろん違うかもしれませんが)。
自分の思い込みと勉強不足を改めて恥じるばかりです。
これを機会にわたしも自分の内面を見直して見ます。

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