続く
内分泌系も同じように体の自律的反応を助けていますが、こちらは化学物質作用のため、「必要即時(オンデマンド)」というわけにはいかないことも多いようです。
ですから即座に反応を求められる、たとえば大きな寒暖差があるときなどは、その調整の主役は自律神経系に求められることになります。
正常あるいはそれに近い状態であれば、自律神経系は変化に対して
すばらしい順応性を体に提供します。
しかしいろいろなストレスにさらされて、十分な解決をみないまま使い続ける、ということを繰り返すうちに、カラダとココロの要求にギャップが生じるようになります。
この齟齬の結果生じた症状群を自律神経失調症と称することが多いのですが、最近は原因を精神の不安定さに求める向きも多いようです。い
しかしそれ以前に解決しなければならない、「機械としてのカラダの問題」が蔑ろにされているように思います。
頭やココロの命じることに反応できないカラダ。
カラダの要求を決めつけや勘違いでくみ取れない頭やココロ。
動きの制限をテコにして、両者の一致を目指す。
治良の目的のひとつはここあります。