HbA1c
HbA1c
はてなにやら聞きなれない単語が、最近の血液検査の項目の中にあります。
ここ数年、必ず記載されているようですが、これは一体どんなものなのでしょうか。
検査項目のこの文字は「グリコヘモグロビン」というものの割合を示しています。
血液の中にあるヘモグロビンという分子があります。
赤血球の中にあり、ヘム(鉄)をくるんだ巨大分子です。
これに酸素がくっつきやすく、体中の必要な部位に酸素をくまなく送り込める秘密になっています。
赤血球は骨髄や肝臓で作られ、大体120日くらいで寿命を迎え、脾臓などで壊されます。
このヘモグロビンは血中の糖と結びつきやすいという性質も持っています。
そのタイプにもいくつかあるのですが、A1cというタイプの割合を見ることで、過去1~2ヶ月どのくらいの血糖値が維持されていたかの目安となります。
また食後時間などにも影響を受けづらく、長期的にどのような糖代謝が行われていたのかを推測しやすとされています。
血中に余っている糖が多ければこのHbA1cの割合は必然的に高くなり、糖がどんどん消費される環境下ではそれほどでもなくなります。
最近は糖の代謝異常をみるとき、尿糖(これも血糖値170以上でないと反応しません)や瞬間的な血糖値よりも、こちらを優先して考えるケースも増えているようです。
因みに5.8%以下が好ましいとされ、6.5%以上は糖尿病であると診断されます。
なお甲状腺の機能亢進などでも二次性の糖代謝問題が出現することがあります。
数値は自分で判断せず、専門家の判断を仰ぐべきです。
これは余談になりますが、最近「糖尿病と診断された」と言われる方が増えているような気がします。
世界的にも増加、日本においても増加率がかなり上がってきていると言われている糖尿病ですが、治良をするうえで一つの共通項(らしきもの)がある事に気が付きました。
以下はあくまで市井の治良屋が感じたことですので、真実かどうかは全く証明不可ですからそのおつもりで。
先ずのその体格、体温などにかかわらず、触った感触が非常に「冷たい」ということです。
体温が正常なのに冷たいとはこれいかに、ですが、紛れも無くそのような感触があります。
皮下の温度をそのように感じているのか、はたまた別の何かをそう捉えて表現しているのかは定かではありませんが、とにもかくにもそうとしか皆さんに伝えられない違和感を感じてしまいます。
おそらくはその代謝の不安定さが私にそのような感触を想起させるのでしょうが、全体的に上記の違和感はつきまといます。
治良や自己管理の徹底が功を奏し、血糖値が安定してくるとこの違和感がなくなるケースが多いとも感じています。
その背景には交感神経系の過緊張あるいは副交感神経系の疲弊があるものがほとんどで、ストレスのみならず、様々な要因からなる疲労も無視できないように思えます。
こう書いているとやはり日常の管理というものが非常に重要なのだと再認識させられますね。
特に40歳オーバーの方にとっては無視できないことですから、心当たりのある方はこれを機会に日常生活を点検してみることをお勧めいたします。