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牛乳3

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牛乳 3

では今度は肯定派の意見を考えてみます。

ビタミンミネラルなどを考えたとき、ほぼ完璧に近い

健康を栄養論に還元して考えることに無理がある、というのは周知の事実と言ってもいいでしょう。
栄養素は大体わかってきたわけですが、それが全体としてどのように働き、そして関与しているのか、まだブラックボックス状態であるというのが真相でしょう。

・本来的に、という論調を使うならば肉食をはじめとしたあらゆる食性に関してだめ出しをするべきである

これも上の栄養論の延長的な思考ですが、食の行き着き先、そして人体というものをもう少し深く考えてみないと、現代の食生活についての正しい評価は難しいのではないかと考えます。
実際問題、牛乳を嫌う人たちは大体肉食も嫌う傾向があるようですが、ある時期まではさほど問題なく健康を維持しているケースが多いです。
ある時期、というのは70歳を超えたあたりから肉食派の方が元気に動ける人が多くなるように思えるからです。
たぶんどんなものでも食べられる人たち、つまりいわゆる健啖家たちは元々の体質がごく丈夫であると言うことなのだろうと推測しますが。
これを持って「牛乳や肉食は体に良い」とするのは少し乱暴である気がします。

アレルギーに関しては概ね同意だが、それを持ってすべてを否定するのはおろか

全くその通り。
アレルギーが多いからと言って、牛乳の優れた面を否定しうる材料にはならないと考えます。

・乳糖に関しては飲んでいるうちに分解酵素が増加するというデータもある

これについても牛乳を強制する材料にはならないけれど、否定派の言う「人の食べ物にあらず」という論調を打破する根拠の一つにはなりそうです。

疫学的にみた場合、若い頃ふんだんに動物性タンパク質を摂ると、処理に手間のかかるものであるが故に、代謝の落ちる年齢になってから問題を生じやすい傾向があると言えるでしょう。
逆にあっさりした食事をずっと続けていても、ある年齢を境にがくっと膝をつくように元気がなくなるようです。

リスクとベネフィット(利益)をよくよく考えた上で必要なときに必要なだけ摂る。
どうやら牛乳という「よく効く食べ物」はそういうものであるようです。

牛乳
牛乳 2

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