コレステロールについて
コレステロール(cholesterol)は、脂質の一種でとても重要な働きを体内でしています。
1.ステロイド系ホルモンの原料
2.胆汁の原料
3.細胞膜の構成要素
その他諸々
少ないととても困るけど、高すぎるのもまずい。
他の養分と変わらないわけですが、血管内のアテローム(こぶみたいになっています)変性の中からたくさんその残骸が見つかったために一気にトップオブ悪役の座に躍り出てしまいました。
いくつか種類があるのですが、有名なところでは悪玉(LDL)と善玉(HDL)があります。
LDLはlow density lipoprotein cholesterolの略で、(低比重の)リポタンパクに乗っかったコレステロール、という意味です。
肝臓で作られてこれから体中に細胞膜をはじめとした構成要素であるコレステロールを届けんとするため、その舟であるリポタンパクはたくさんの油(コレステロール)を積みます。
つまり油の割合が大きく、図体の割には軽め(低比重)というわけです。
ただこの輸送船、ストレスやそのほかの負荷でたくさん発生するラジカル、活性酸素と反応するとその積み荷を血管中にぶちまけます。
そうなると貪食細胞がドンドコ出てきてコレステロールを食べ血管内に沈着するわけですが、これが大きくなると血管をふさぎはじめます。