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肝炎

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肝炎について

ここ最近B型肝炎訴訟についての記事をよく見かけます。
詳しくはB型肝炎訴訟とはをご覧いただくとして、肝炎について少し知っていることを書いてみます。

B型を例に挙げてみます。
B型肝炎はHBV(Hepatis B Virus)の感染によっておきる疾患です。
このウイルスが感染した肝細胞を免疫システムが攻撃し、感染細胞が壊れることによって様々な問題が起きます。
肝細胞は酵素がたくさん入った袋みたいなもので、壊れると中の酵素を血中にぶちまけます。
この酵素の中にはGOTやGPTなどと呼ばれるものも含まれています。
肝臓の検査でこれらが上昇するがまずいというのは、肝細胞が壊れている最中であることを示す(あるいはその可能性がある)からです。

一般にこのB型の場合、血液などの体液を取り込む事で感染が起きるといわれています。
ただしA型と呼ばれるタイプは経口感染といって、唾液や糞便などを触ってて出物を食べたりすると感染します。
A型は慢性化はしないようですが、激しい症状を起こすので油断はできません。

またC型というものもあり、こちらもB型同様血液を取り込むことでおきます。
ほんの20年くらい前まではABの他は非A非Bなどとひとまとめにされていましたが、現在はかなり細分化されています。

肝臓は本来再生力旺盛で丈夫な臓器です。
それ故に壊れても再生される可能性も高いのですが、壊れたところを他の組織で埋めようとすることがあります。
これが進行すると肝硬変という病状を呈します。
これは基本的には治らない病気です。
我慢をしないでおかしいようなら専門医に相談しましょう。

B型に話を戻します。
感染には前述の他者の血液による水平感染と、妊娠中に感染する垂直感染というパターンがあります。
校舎の場合はたいてい性行為によるものが多く、成人してからの感染というケースが少なくありません。
これらは免疫システムがすかさず感知して、攻撃します。
ほとんどは一過性で終わりますが5%前後が慢性に移行するといわれています。

垂直感染の場合、免疫システムが未熟なうちに感染しますが、このとき免疫がこの感染細胞を容認(免疫寛容)してしまうことがあります。
これらは免疫システムが成熟するとある時期から攻撃を開始し、発症すると考えられています。

標準的な治良についてはたくさんの詳しいサイトや書物が出ておりますのでそれらをご参考ください。
ただ、炎症がピーク、あるいは治りかけと思われる時期は肉体的にも精神的にもストレスを避けるというの鉄則となっています。
肝臓というのは代謝を行う化学工場で、ストレスはそれらの仕事を一挙に増やすものなのです。
また炎症ピーク時の高タンパク療法については一考を要すると私は考えています。
絶対ダメ、ではもちろんありませんが、高アミノ酸食は脂質の増加をもたらしうるし、そのサイクルが確立されてしまうと問題はややこしい局面に移行しやすくなります。

ビタミンはともかく、脂質タンパク質炭水化物のバランスは十分に注意すべきでしょう。

後天性ヒト免疫不全症候群(AIDS)と併せて感染例が増加しているとの話も聞きます。
不用意な行動はリスクを引き寄せます。
軽く見ないことが肝要です。

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