活性酸素について4
活性酸素について4
というわけで非常に重要な酸素なのですが、きちんと手をつなぎあっているお転婆ならばまだ秩序が保たれています。
が、つないだ手から10円でもこぼれようものなら、あるいは逆に10円でも余計に持とうものなら、まったく人が変わったように大暴れし始めます。
このように不安定な電子数になった状態を「不対電子を持つ」と言います。
電気陰性度というのは電子を引きつける強さのことで、人にたとえると「他人のもっているお金を引きつける力」であり、結果的に他人のお金を奪ってしまうその度合いを示しています。
元々他の原子との反応性がよいところに、電子数が不安定なものになって今まで以上に他とくっつきたがるのが活性酸素です。
至る所でできていて、しかも全くないと免疫システムが働かず、多すぎると組織を壊す。
扱いが難しい、ニトログリセリンのような存在なのです。