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大腰筋

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大腰筋

インナーマッスルと言う言葉、最近よく耳にしませんか?
これは体の内側にある深層筋群と呼ばれる筋肉のことです。
三角筋や広背筋、大胸筋や大腿四頭筋などは体の外側に位置し、比較的鍛えやすいものでもあります。
インナーマッスルも鍛錬可能ですが、ちょっと普通しないような動きを要求されることもあり、またその際意識をその筋肉に向けておく必要があると言われています。

そのインナーマッスルの一つに「大腰筋」という筋肉があります。
腰椎の椎体と椎間板に始まり、大腿骨の内側にある小転子という部分に停まっています。
背中よりから始まって、腿の前側よりに停まっている筋肉です。
位置的にはこんな感じになります。
支配神経は第2~第4腰神経。
機能としては股関節の屈曲と言うことになります。

ちょうどサッカーのリフティングのような動き、と言えばわかりやすいでしょうか。
あの動きを起こしている筋肉の一つです。

実は治良において(少なくともうちは)最重要モニターポイントの一つとなっています。
この筋力検査が「不適」であるとき、治良を継続すべきであることも少なくありません。
アプライドキネシオロジーにおいては腎臓との関連が指摘されています。
また腰痛、肩の運動制限にも強く関わっているケースが少なくありません。
体重支持面の離開は股関節とのアライメントの関係上、この筋肉が強く関与しています。
ただ位置的に腹部の奥にあるので、その操作は少し難しく、直接調整しようとするとうまくいかないこともあります。

この筋肉が緊張することによって短縮した場合、問題はそれほど深刻ではないかもしれません。
しかし、脱力によって伸張しているとき、全身の制御、特に神経システムへ与える影響は大きなものになりやすいと私は感じています。
漢方の稿において腎膀胱経に問題が出ているときは総じて問題が進んでいると書きましたが、おそらくそのようなことが関係しているのだろうと思われます。

トレーニングとしていすに座って、腿をゆっくりと持ち上げる動きを数回繰り返します。
できれば呼吸をきちんと連動させた方が効果的です。
健康な人でも意外と使われていないことも多いですから、慎重に動かすことが肝要です。

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