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インフルエンザワクチン

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インフルエンザワクチン

函館でもめちゃくちゃな勢いで感染を拡大させています。
今年は尋常ではない寒さも手伝って深刻な状況になる人も少なくありません。

また不顕性というか症状がでないまま、なんとなく調子がよくない人も多く、調べてみたらインフルエンザだったという人も結構います。
インフルエンザもそうですが、身体の問題はピーク時よりも症状が収まって楽になりかけた時の養生がその後の体調を左右します。
何しろ回復のために体力を使っていますから、その後は少し弱っているのです。
特に免疫系は体内の混乱を収めるために猛烈に頑張って、局所ホルモンも凄まじい勢いで分泌されており、その後始末に代謝系や自律神経系はてんてこ舞いな状態なわけです。

ですから発熱や咳のピークは勿論、その後の養生期を大切にしないと最終的にとても長引くことになります。

さてこれらの症状を出ないようにするため、言い換えるならウィルスが体内で大暴れするのを防ぐ目的で摂取されるのが「ワクチン」というものです。
詳しくは成書に譲るとして、要は身体の中で事前に免疫に準備をさせる「先触れ」の役目を思い浮かべていただければ大体当たりです。

免疫システムもかなり迅速な反応を誇りますが、ウィルスやその他の外敵も生き残りのためにそれ以上にがんばろうと必死になります。
ですから事前の準備があるとないとでは体に及ぼす被害はそうとう違うものになります。

ワクチンは似たような形の分子(不活性型のウィルスなど)を入れておいて、それに身体が反応して免疫システムを刺激します。
大体の型ができていると本物が入ってきた時にも余裕を持って対処することができます。

ただし弱点もあります。
流行を予想してワクチンを用意しますが、インフルエンザもいくつかのタイプがあり、しかも少しずつタンパク質の形を変えてくるので完全に対応しているわけではないということです。
また、肺や気管支に巣食おうとするウィルスに対しての準備はしますが、鼻粘膜や咽頭喉頭周辺の粘膜まではカバーできないらしいのです。

肺の奥には鳥型インフルエンザのレセプターがあるのでそれはそれで結構なのですが、過信してはいけないということを忘れるべきではありません。

地味に手洗いうがい、鼻洗い眼洗いを実行してこそひどい目にあわなくて済むというものです。
寒さもあと1ヶ月。
油断せずにいきましょう。

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