めまいについて
めまいについて
意外と多いんです、これが。
ふわふわ、ぐるぐる、ぐわんぐわんと様々です。
基本的には耳の奥、内耳と呼ばれる部分にある前庭器と三半規管から送られる情報と、そのほかの部分からくる情報にずれが生じることから起こります。
中には中枢性と言って脳の疾患が関与していることもあり油断ができません。
前庭器は炭酸カルシウムの“砂”がのっかった感覚器で、直線的な動きや縦方向の力の変化を感じ取ります。
それに対して三半規管は三方向(縦、横、高さ)方向に向かう輪を持つもので、中にリンパ液を満たし、主に回転運動に対して反応します。
何らかの理由、うちで多いのは体重支持の異常、で頚部筋膜が緊張し、頭蓋内のリンパ排出が滞ったりすると、リンパの圧力変化に深く関係のある平衡感覚はすぐに問題を生じます。
もちろんそう簡単に原因がわからない、あるいは治良で修正が難しいめまいも多数ありますが、ロスの少ない体はなかなか異常を起こしにくいというのもまた事実です。
メディカルチェックで緊急の問題が見つからず、しかし頻繁に起こるめまいがあるとき、全体のチェックをしてみるのも一つの方法であると私は考えます。