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顎関節について

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顎関節について

複雑故に繊細で、かつ全身のバランス維持に強い影響を及ぼしているのがこの顎関節です。

横から見ると耳のすぐ前の部分、側頭部に関節の屋根(関節窩)があります。
さらにその少し前方に筋突起という部分があり、口の開閉に必要な筋肉がついています。

通常、私たちの歯はまっすぐにはかみ合わされず、こねるようにあるいは斜めにものを噛んでいます。
健康であればもちろんこの程度の動きは許容されますが、体重支持についてでも書いたように、姿勢制御は組織の構造が持つ復元力の総和の結果であり、骨盤部分は特に大きな影響力を持つと考えられています。
その仙腸関節とリンクするように働いている関節の一つが顎関節で、実際顎関節に負荷をかけると重心の移動量が大きくなり、不安定になります。

顎関節はその内部に関節円盤という、膝にある半月板のような組織を挟んでいます。
また口を開ける時、少し後方へ移動して外へ開きながら落下するように関節頭を移動させます。
この複雑な動きを維持するために元々多少の緩みを持つのですが、体重支持機能が優先されるため、仙腸関節の問題を補正しているうちに、許容量以上に緩むこともしばしばです。
圧力の低下した関節内では、関節そのものや関節円盤が肥大し始めます。
それが一定のラインを越えると口の開閉に障害が出始めることになります。

これがまた関連部位、特に頚椎などに余計な反応を惹起して、何が問題なのかわかりづらくなります。
しかも顎関節症とその関連問題は、その進行速度が速いのが特徴で、あっという間にややこしい状態に行き着きます。

この部分の治良にはより正確な検査が求められます。
マウスピースなどを装着する場合も、十分なフィット感と装着後の体調変化への観察が必要です。

自己管理の方法の一つとして、仙腸関節のアジャストのため、歩行をすること。
大体30分前後が理想です。
顎関節問題を抱えている方、是非お試しください。

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