血管
血管について
体中を走るこの器官は心臓から出て末端までを動脈、そこから心臓に帰るまでを静脈と言います。
体から帰ってきて、二酸化炭素をたくさん抱えた血液は、心臓からまず肺に送られます。
肺でガス交換をすると心臓に帰ってきてここから大動脈弓を経て全身に送られます。
大動脈弓からおおまかに
1.頭へ血液を送る頸動脈
2.腕や椎骨動脈に行く鎖骨下動脈
3.それ以外に部分に行く下行大動脈
となります。
原則的に先に行くほど細くなり、毛細血管という赤血球一個がやっと通れる血管になり、酸素をはじめとした養分を細胞にわたし、末端で静脈にスイッチします。
動脈は心臓から末端まで血液を送らんと、高い圧力を保っています。
体の内側に保護されていることが多いので、あまり目に触れたり傷つけたりすることが少ないようですが、これが傷つくと場合によっては天井まで血液を吹き上げることになります。
また高い圧力に対抗するため、丈夫な三層構造になっています。
対して静脈はやや薄い膜でできていて、所々に逆流防止弁というポケットみたいな構造をした受け皿をもっています。