越田治良院へようこそ あなたのココロとカラダをリセット

日照時間

FrontPage
戻る

日照時間

現在(1月)北海道、特に函館は日照時間がとても短い季節となっています。
日の出日の入りの関係はもちろんですが、晴れの日が少なく、とりわけ今年はどんよりした日が多いように思われます。

定期的に日光を浴びるというのは、実は生物にとって結構大事なイベントであるとされています。
睡眠覚醒のリズムはもちろん、様々な反応を新しい一日に向けてリセットするという働きがあることがわかってきています。

私もこの仕事に20年以上携わっていますが、この時期の北海道におけるもっともやっかいな問題は、いわゆる鬱状態の人たちが増えて、そのことを背景に持つ症状が落ち着きづらくなることです。

鬱状態というのは病気ではなく、気分の落ち込みが持続的に起こる状態、とここでは考えてください。

日照不足による鬱状態は、このリズムのリセットが不十分なときに起こりやすくなるもので、気圧の低下に伴い酸素分圧の不足が拍車をかけるものと思われます。

またやはり気温の低下によるエネルギー消費を抑えるために、活動レベルが落ちることも無関係ではないようです。

この時期、体に触っていても反応が若干鈍いのがわかります。
ただしそれを他の季節レベルまで上げようとすると問題が出てくるので、鈍いなら鈍いなりの調整が必要になるのはいうまでもありません。

また体温の低下は酵素群の働きを制限させやすくします。
体温が高い分にはあまり問題のない酵素も、体温の低下はその効率を直撃し、結果として免疫系の反応が落ち込み、感染を容易にする傾向があります。

これらを必要十分にまで引き上げる一番手っ取り早い方法は、お金と時間があるなら南の島で日の光を浴びることです。
それがだめならリズムある生活を心がけ、朝7時くらいまでに日光を浴び、日中は部屋の照明を明るめに保つのがいいように思います。

もう一ヶ月もすると日照時間も延び、気分の落ち込みもピークを過ぎます。
雪国では冬の過ごし方が春以降の健康状態に影響を与える傾向にあるので、可能であるなら暖かい部屋にこもってばかりではない生活をおすすめします。

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL.

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional